福島研修「福島における地域共同体の再生の思想」
- 日時
- 2015年2月23日(火)〜2月24日(水)
- 場所
- 福島県相馬郡飯舘村、福島市土湯温泉町および周辺地域
- 募集人数
- 3名程度
- 主催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」
- 備考
- 本研修は、教育プロジェクト2が開講している「多文化共生・統合人間学実験実習II」(村松眞理子先生)の単位認定対象となるイベントです(なお、履修者は二つ以上の対象イベントに参加し、活動報告書を執筆することが求められます)。ただし、履修の有無にかかわらずご応募いただけます。
IHS教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」では、2016年2月23日(火)〜24日(水)の二日間、福島県相馬郡飯舘村ならびに福島市土湯温泉町を主要なフィールドとする研修を実施します。
3.11から五年が経とうとしている今、福島での復興の試みに寄り添い、福島の人々がどのような展望を考えているのか知ることは、いっそう重要となってきています。今回の研修では、福島市在住の松谷基和氏(東大OB)のご支援を得て、飯舘村の地元NGO「ふくしま再生の会」の田尾陽一理事長のご案内をいただき、現地での農業復興に向けての取り組みを調査します。また、福島市の土湯温泉における、地熱発電の取り組みについてもインタヴューと視察等の調査を行います。これらの活動を通じ、福島における地域共同体の再生の思想を考察することが、本研修の目的です。
この研修に参加するIHSプログラム生を3名程度募集します。関心のある方はふるってご応募ください。
行程表(予定)
2016年2月23日(火)
8:56 | 東京駅発 |
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午前中 | 福島市内の放射性廃棄物仮置場等を視察 |
お昼過ぎ | 飯舘村到着 |
午後 | 農業再開に向けた取り組み等に関して実地調査 |
夕刻以降 | 福島県伊達市霊山町の宿泊施設に宿泊 |
2月24日(水)
午前中 | 前日に続き、飯舘村内を視察。放射線測定器による測定を体験 |
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午後 | 福島市土湯温泉町に移動。地熱発電の取り組みを調査 |
夕刻 | 福島駅にて解散 |
参加要件
- IHSのプログラム生(あるいは下記「多文化共生・統合人間学実験実習II」の履修者)であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
- 視察先の現場の実践を尊重すること。
- 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることを了承したうえで参加すること。
参加にあたって
- 参加を希望するプログラム生は、2016年1月12日(火)18:00までに、下記の「連絡先」メールアドレスまで応募の届け出をしてください。参加希望者が募集人員を超過する場合には、選抜を行います。
- 上記の応募届け出のおりには、以下の①から⑤の情報を、あわせてお伝えください。
①氏名・所属(専攻、コース、学年)
②本研修でのやり取りに使用するメールアドレス
③ご自身の電話番号
④緊急連絡先(ご実家あるいはパートナー等の電話番号)
⑤加入している保険の名称(「学研災付帯賠償責任保険Aコース」、「かんぽ生命保険」等)
以上の情報は、環境安全管理室に提出する「野外教育研究活動・安全衛生管理計画書」に記載する必要がありますので、参加者には提出をお願いしています。 - 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
- この研修は、Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(担当:村松眞理子教授)の単位認定対象となるイヴェントです。ただし、履修登録を行っていない場合にもご参加いただけます。
- 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
- 参加者は活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。
連絡先
応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp
参考URL
プロジェクト2の福島・震災関連活動