香港研修「香港で考える東アジアの共生 -2018-」
- 日時
- 2018年2月21日(水)〜2月24日(土)
- 場所
- 香港市内およびその周辺
- 募集人数
- 4名程度
- 使用言語
- 英語、日本語
- 主催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」
- 備考
- 本研修は、教育プロジェクト2が2017年度Aセメスターに開講している「多文化共生・統合人間学実験実習II」(林少陽先生)の単位認定対象となるイベントです(なお、履修者は二つ以上の対象イベントに参加し、活動報告書を執筆することが求められます)。ただし、履修の有無にかかわらず、IHSプログラム生の方はご参加いただけます。
IHS・教育プロジェクト2は、「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」というテーマで、市民社会の可能性について実践的に考えようと取り組んでいます。その際、わたしたちは地域の具体的な “現場” に立ち会いながら、近代の未完のプロジェクトであると同時に、近代のもたらすさまざまな矛盾を内包した「市民社会」について、別の可能性を考えようとしてきました。このような試みのために、香港をフィールドとした研修をすでに三回行ってきています。
上記の見地のもと、今年度は、「香港で考える東アジアの共生 -2018-」と題した香港研修を、2018年2月21日(水)から24日(土)までの四日間に実施します。内容は、主として以下の三つから構成されます。
- 2月22日(木)には、香港市内や周辺地域の文化遺産や歴史的施設、博物館等の文化施設の視察見学を行います。具体的には、香港の歴史、政治、経済の重要スポットである中環(セントラル)や、その周辺の孫文記念館、また、香港歴史博物館の見学等が計画されています。
- 2月23日(金)には、香港城市大学中文歴史学部と合同の国際カンファレンス “Cultural Diversity, Exhibition, and Exchange from a Global Perspective”を実施します。このカンファレンスには、マレーシア・トゥンク・アブドゥル・ラーマン大学ならびに台湾・清華大学の大学院生も参加します。参加者には、カンファレンスの題目との関係において、ご自身の研究や問題関心について英語で発表をしていただきます。事前に発表のフル・ペーパーを提出していただきますので、参加が確定した方には追って委細をお伝えします。英語での研究発表業績を積む機会としてもご活用ください。
- 2月24日(土)には、香港城市大学の教員・学生のみなさまと交流を行います。そののちに帰国します。
専門の別を問わず、IHSプログラム生のみなさんの積極的な参加をお待ちしています。本研修は、「東アジア」ユニット担当教員である林少陽准教授が引率を担当します。
参加要件
- IHSのプログラム生であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
- 視察先の現場の実践を尊重すること。
- 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることを了承したうえで参加すること。
参加にあたって
- 参加を希望するプログラム生は、2017年11月19日(日)までに、下記の「連絡先」メールアドレスまで応募の届け出をしてください。参加希望者が募集人員を超過する場合には、選抜を行います。
- 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
- この研修は、Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(担当:林少陽先生)の単位認定対象となるイベントです。ただし、履修登録を行っていない場合にも、IHSプログラム生はご参加いただけます。
- 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
- 参加者は活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。
連絡先
応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp
プロジェクト2の関連活動
- 香港研修「香港で考える東アジアの共生 -2017-」(2016年度)報告
- 香港研修「香港で考える東アジアの共生」(2015年度)報告
- 香港研修「香港で考える日本哲学と東アジアの共生」(2014年度)報告
関連URL
香港城市大学による、これまでのカンファレンスの紹介