総合地球環境学研究所との合同カンファレンス 「地球環境と民主主義:人新世(Anthropocene)における学び」

日時
2018年1月27日(土)
場所
東京大学駒場キャンパス21KOMCEE West(レクチャーホールほか)
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」
協力
総合地球環境学研究所
備考
本研修は、これ一件の参加により、Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(林少陽先生)の単位認定要件を満たすものとします。ただし、この授業に履修登録をしない場合でも、IHSプログラム生は参加できます。

教育プロジェクト2では、本年1月26日(木)に実施した、総合地球環境学研究所との合同カンファレンス「地球の想像力:人新世時代(Anthropocene)の学び」を引き継ぎ、2018年1月27日(土)に、同研究所との二回目の合同カンファレンス「地球環境と民主主義:人新世(Anthropocene)における学び」を開催します。

カンファレンスの趣旨としては、「人新世」、すなわち、人口増大、森林伐採、生物多様性の減少、人為的な気候変動など、人間とその活動が地球の地質にまで影響を与える、あらたな地質学的時代に、私たちにどういった行動が可能であり、なすべきなのか、という問いを深化させながら、「人新世」をめぐる問題意識をどのようにして幅広い合意形成に結びつけ、行政レベルの実際の施策に結びつけるのか、という切迫した課題を考察し、討議することが主眼となります。
現時点で予定されているプログラムは以下の通りです。

2018年1月27日(土)
東京大学駒場キャンパス21KOMCEE West:

  • 午前中:IHSプログラム生、ならびに総合地球環境学研究所研究員等による、「地球環境と民主主義」を統一テーマとしたポスター展示(具体的内容としては、環境問題の解決に向けた行動にかかる、「デモクラシー/民主主義」の可能性と課題について)
  • 13:00〜13:20:安成哲三先生(総合地球環境学研究所所長)、ならびに東京大学教員による挨拶
  • 13:20〜13:50:國分功一郎先生(高崎経済大学准教授)による基調講演「環境問題と民主主義」(仮)
  • 13:50〜14:20:総合地球環境学研究所教員による講演
  • 14:20〜15:00:ポスター展示の内容についての発表(一人約2分予定)
  • 15:00〜15:30:休憩・ポスター前での個別の説明
  • 15:30〜17:00:「地球環境と民主主義」をめぐるワークショップ:
    國分功一郎先生(高崎経済大学准教授)
    梶谷真司先生(東京大学教授)
    総合地球環境学研究所より一名
    東京大学より一名
    ポスター発表メンバー
    コーディネータ:阿部健一先生(総合地球環境学研究所教授)
    全体司会:遠山真理先生(総合地球環境学研究所特任准教授)

つきましては、上記ポスター発表ならびにワークショップに参加するIHSプログラム生を募集します。

環境問題の解決に向けた行動にかかる、「デモクラシー/民主主義」の可能性と課題を主題として、次のようなタームをキーワードとしつつ、各人の専門内容からポスターをご作成いただき、聴取者を前に発表していただくことが内容となります。

キーワード:
行政、政治、市民参加、市民社会、地域創成、NPO、ガバナンス、資本主義、市場経済、コモンズ、etc.

ポスター発表に先立ち、当該のテーマやキーワードに関連して、いくたびか、リーディングマテリアルを設定しての事前研究会を行うことが予定されています。

本イベントでのポスター発表を行うことを希望するプログラム生は、以下【参加にあたって】の要領で、参加の届出を行ってください。

参加にあたって

  1. 参加を希望するプログラム生は、2017年11月17日(金)までに、下記「連絡先」のメールアドレスに応募の届出をしてください。そのさい、ポスター発表の題目(仮題可)をあわせてお知らせください。
  2. 本シンポジウムの参加ならびに活動報告書の執筆は、これ一件で、2017年度Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(担当:林少陽准教授)の単位認定要件を満たします。(通常、同授業は、教育プロジェクト2が主催するイベント二件の参加を単位認定要件としていますが、本イベントについては、事前研究会の実施など、負担の大きさに鑑み、一件にて単位認定要件を満たすものとします)。ただし、この授業に履修登録を行わない場合も、IHSの学生はご参加いただけます。
  3. 写真・映像・音声などを記録すること、および、その記録されたものをプログラム広報活動等で使用する可能性があることをあらかじめご了承ください。
  4. 参加者は、活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。

連絡先

応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp

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