島根研修「食・地域・建築」
- 日時
- 2017年2月27日(月)〜3月1日(水)
- 場所
- 島根県松江市および周辺地域
- 募集人数
- 3、4名程度
- 主催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス――市民社会と地域という思想」
- 備考
- 本研修は、教育プロジェクト2が開講しているAセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(梶谷真司先生)の単位認定対象となるイベントです(なお、履修者は二つ以上の対象イベントに参加し、活動報告書を執筆することが求められます)。ただし、IHSプログラム生は、履修の有無にかかわらずご応募いただけます。
IHS・教育プロジェクト2では、これまで、「食」と「農」をとりわけ「地域」との関わりにおいて考察し、調査する一連のセミナーと実習を行ってきました。今年度も様々な講師による講演会が組まれたほか、つくばみらい市での農業実習、「食・地域・生命」をテーマに掲げたボローニャ、パルマ等をめぐるイタリア研修などを通じて、現場の知見を育んできています。このたび、その一環として、昨年度に引き続き、2月27日(月)〜3月1日(水)に、島根県松江市とその周辺を訪れ、「食・地域・建築」をテーマとする研修を実施いたします。
研修は、島根大学を拠点とする「しまだいCOC」の先生方や学生のみなさんの協力をいただいて行います。 「しまだいCOC」は、大学が地域と手を組み、地域に根差した研究、教育、社会貢献活動を実施することで、「地域コミュニティの中核的存在(Center of Community)」としての役割を果たすことを目的とする、大学COC事業として文部科学省の認可を受けています。現地をともにまわり、COCプロジェクトの経験を伺い、議論し、知見を共有するなかで、「食」「農」「建築」「風景」といった主題について、新たな視野を拓くことが目指されます。
現場として、山陰の特性を活かした地域志向の小売業と生産者との協働を展開なさっている「みしまや」を訪問し、さらに、そのパートナーである松江市周辺の農業生産者の施設の視察とインタビューを行う予定です。くわえて、「しまだいCOC」が再生に取り組む古民家にて、同プロジェクトの参加大学院生とのレクチャー・ワークショップを行い、建築・食について思索を深めます。
この研修に参加するIHSプログラム生を、3〜4名程度募集します。関心のある方はふるってご応募ください。
参加要件
- IHSのプログラム生であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
- 視察先の現場の実践を尊重すること。
- 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることを了承したうえで参加すること。
参加にあたって
- 参加を希望するプログラム生は、1月25日(水)までに、下記の「連絡先」メールアドレスまで応募の届け出をしてください。参加希望者が募集人員を超過する場合には、選抜を行うことがあります。
- 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
- 参加については、事前に主専攻の指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
- 参加者は活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。
連絡先
応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp