イタリア研修「食・地域・生命──中部イタリアにおける知の営みと実践」参加プログラム生募集のお知らせ

日時
2016年10月22日(土)〜10月30日(日)
場所
イタリア・シエナ市、ボローニャ市、パルマ市および周辺地域、ローマ市
募集人数
4名程度
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」
備考
本実習は、教育プロジェクト2が2016年度Aセメスターに開講する「多文化共生・統合人間学実験実習II」(梶谷真司教授)の単位認定対象となるイベントです(Sセメスターではありませんのでご注意ください。なお、履修者は二つ以上の対象イベントに参加し、活動報告書を執筆することが求められます)。ただし、履修の有無にかかわらず、IHSプログラム生の方はご参加いただけます。

IHS教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」では、これまでに「食」「農」「地域」をめぐる一連のセミナーと実習を国内外で行ってきました。今年度もこれらのテーマをめぐってさらに思索を深めていきます。その一環として、本年10月に、イタリアのシエナ、ボローニャ、パルマ、ローマとその周辺を訪問し、「食・地域・生命」をテーマとした研修を実施します。

シエナでは、イタリア中部地方の土着品種であるキアニーナ牛の飼育を見学します。世界最古の大学都市ボローニャでは、ボローニャ大学大学院と共同でGraduate Student Conferenceを開催し、海外での研究報告の経験を積みます。同大学の大学院生との交流会も行われます。さらに、中世から地方国家の中心として栄えてきたパルマにおいては、土着品種である赤牛の乳から作られるパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズの工場を見学し、「食」と「地域」の伝統的な結びつきと、その現状について考察します。また、博物館見学等を通して文化としての「食」の歴史についても考えていきます。その後、ローマでは、スローフード運動の盛り上がりとともに販路を拡大してきた食料品店Eatalyを見学し、地域の市民運動から始まったスローフード運動がその広がりとともに抱えていった矛盾や問題点についても思考を深めたいと思います。

この研修に参加するIHSプログラム生を、4名程度募集します。関心のある方はふるってご応募ください。6月24日(金)には募集説明会を行いますので、応募予定者の方はこちらにご出席ください。

参加要件

  1. IHSプログラム生であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
  2. 見学先の現場の実践を尊重すること。
  3. 写真・映像・音声などを記録すること、および、その記録されたものをプログラム広報活動等で使用する可能性があることを了承したうえで参加すること。

参加にあたって

  1. 6月24日(金)12時15分より、駒場キャンパス101号館2階研修室(24号室)にて募集説明会を実施します。本研修に関心のある方は参加してください。都合が付かない方には個別に対応しますので、下記「連絡先」メールアドレスまで必ずお知らせください。 (参考 駒場キャンパス101号館
  2. 参加を希望するプログラム生は、2016年7月8日(金)13時までに、下記の「連絡先」メールアドレスまで応募の届け出をしてください。参加希望者が募集人数を超過する場合には、選抜を行います。
  3. 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
  4. この研修は、Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(梶谷真司教授)の一環として行われます。ただし、履修登録を行わない場合にも、IHSプログラム生は参加できます。
  5. 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。 6. 参加者は、活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。

連絡先

応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp

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