演習V 福島研修 ──3・11、そこからどんな未来が開かれるのか?──

日時
2018年11月15日(木)〜16日(金)
訪問先
募集人数
5〜7名程度
※IHSプログラム生以外の東京大学大学院生も参加可能ですが、費用は自己負担となります。
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクトN「科学技術と共生社会」
担当教員
渡邊 雄一郎(大学院総合文化研究科/IHS)

この研修は、「多文化共生・統合人間学演習V」の一環として、福島県の各所を訪問します。演習Vでは 環境、物質、放射線などに関する正しい知識を習得し、それらがかかわる行政や社会、技術開発、産業について考察することを目的としています。

私たちは日常、莫大な電気エネルギーを消費しながら便利で豊かな生活を送っています。その中で原子力発電に対しては、3・11直後に起こった取り返しのつかない被害と損失から恐怖感を拭えずにいます。原発への賛否は、社会の一人ひとりが各々の立場で考えて、将来に向けて答えを出していかねばなりません。あの福島第一周辺におられた方々が、あのとき何を思い、どのように以後過ごされてきたのでしょうか。科学技術は、このような災厄、困難な状況から抜け出すために、復興のために何ができるのか。そして私たちはどのような未来を目指していけば良いのか。現場を訪れることで、肌で感じ、考えを深めていければと思います。

応募段階での予備知識は問いませんので、興味や関心のある方はふるってご応募下さい。皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。

参加にあたっての注意

  1. 本研修では通常より放射線量の高い区域に入域して作業します。危険の無いよう十分な防護態勢をとり、放射線のモニターしながら作業を行いますが、各自熟慮の上参加をお決め下さい。
  2. 参加希望者が募集人員を超過する場合には、履修者、及びIHS生の参加を優先します。
  3. 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
  4. 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
  5. 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることをご了承ください。
  6. 参加者は活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。
  7. 参加申し込み

2018年10月26日(金)までにproject-n[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jpへ参加希望メールをお送り下さい。

問い合わせ先

プロジェクトN(担当:水野)project-n[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp