「多文化共生への道 今、なぜ浅川巧なのか」

李春浩氏講演会+映画上映(「道─白磁の人─」2012年公開) 「多文化共生への道 今、なぜ浅川巧なのか」

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日時
2019年7月16日(火)15:00~(入場無料、事前予約不要)
会場
東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室
講演者
李春浩氏
司会
外村大先生(総合文化研究科教授/IHS)

概要

浅川巧は、植民地下の朝鮮で生活していた日本人でありながら、朝鮮民衆と親しく交わり、朝鮮の山林と芸術を愛した人物でした。朝鮮の工芸品に美を見出し、それを買い集め、研究をまとめています。その活動は民芸運動の中心的人物であった柳宗悦にも影響を与えました。おしくも、1931年に死去するものの、その葬儀は多くの朝鮮人が参列し、いまでもソウル郊外にある墓所は韓国の人びとによって守られています。彼の生き方から学ぶ、「多文化共生」について、浅川を主人公とする映画の企画・上映に尽力されてこられた、李春浩さんのお話しと、2012年に公開された映画「道―白磁の人―」を上映いたします。ご興味のある方はぜひご参加ください。

李春浩氏 1950年、在日コリアン2世。東京写真専門学院九州校卒業後、カメラマン・撮影助手の仕事、韓国料理店を経営のかたわら、在日コリアンと日本人の友好や多文化共生のための教育活動に従事。映画『白磁の人』の企画者であり、2012年の制作実現と上映運動の中心的役割を果たしている。著書に『雲をつかんだおじさん―映画『道―白磁の人』の歩みと在日コリアンの志』信濃毎日新聞社、2012年、がある。

主催

東京大学大学院博士課程リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクトH

参加にあたって

  • 参加を希望するプログラム生は、当日直接会場にお越しください。入場無料・事前予約不要です。
  • 写真・映像・音声などを記録すること、および、その記録されたものをプログラム広報活動等で使用する可能性があることをあらかじめご了承ください。

連絡先

問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクトH:project-h[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp 内藤