知の協働はいかにして可能か

IHS学生シンポジウム 知の協働はいかにして可能か

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日時
2017年9月12日(火)13:00 - 18:00
場所
東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス──市民社会と地域という思想」

教育プロジェクト2では、来る9月12日(火)13:00 - 18:00、「知の協働はいかにして可能か」を総題とした、IHSプログラム生による研究発表会を実施します。

この研究発表会は、文理を問わず、幅広い専門を持つプログラム生が集まるIHSプログラムにおいて、プログラム生各人が、専門を異にする学生・教員に対して自身の専門を分かりやすく発表し、それをもとにした領域横断的なディスカッションを通して、現実に存在する諸問題の解決にむけてどのような知的協働が可能なのかを、実際に探っていく場を設けることをねらいとしたものです。

本研究発表会は、教育プロジェクト2が開講するSセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(林先生)の枠内で企画されたイベントですが、その内容や構成の精錬、ディスカッサントの選定、ポスターの製作など、運営に係る仕事を、発表者である五名の学生が主導して行っています。ぜひお誘いあわせのうえ、聴講と討議にお運びください。

日程

2017年9月12日(火)13:00 - 18:00

場所

東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1

主旨

学問の営みは、大学の内にのみ留まっていてよいのでしょうか。
刻一刻と変化する現実の問題を捉え、解決を目指すことは、ただ分野ごとに切り分けてなされるものではないでしょう。絡まった糸のかたまりをほどくような作業には、慎重かつ柔軟なコラボレーションが必要不可欠です。
本シンポジウムは、五つの発表と議論を通して、社会における学問の営みのありかたを模索します。それぞれの発表は、大学における専門的な研究を踏まえながらも、実践的な課題を捉え直し、具体的な行動の可能性を提案するものです。
複眼的に問題を捉えるため、各発表には専門を異にするディスカッサントが参加し、分野を横断した対話を試みます。知の協働はいかにしてなされうるか、その困難と可能性を熟考するのが本シンポジウムのねらいです。

プログラム

13:00 - 13:10
主旨説明

13:10 - 13:50
生きづらさの結節点としての福祉番組
〜公共放送とラディカル民主主義の接合に向けて〜
田中瑛

13:55 - 14:35
ケアの現象学から「間柄」の倫理へ
〜哲学と医療社会学〜
宮田晃碩

(コーヒーブレイク)

14:50 - 15:30
Reconsideration on the Sense of “Our Places” through Reading Theatrical Texts and Maps
Hiroko Tanabe

15:35-16:15
History Textbooks: Cooperation between Germany and Poland - Implication for East Asia?
Marcin Wróbel

(コーヒーブレイク)

16:30 - 17:10
大学を飛び出す言葉の科学
〜人工知能時代における認知言語学〜
三田寛真

17:15 - 18:00
全体討論
“広場”と“書斎”を行き来する研究

お問い合わせ先

問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクト2:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp