教育プロジェクト1「生命のかたち」特別シンポジウム 「意識・脳・身体──生命から世界へ」

日時
2017年1月14日(土)13:00〜17:00
場所
三鷹市「三鷹天命反転住宅
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト1「生命のかたち」
備考
入場無料・事前登録必要
(登録申し込み先:project1[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp
担当教員+ゲスト講師
小林康夫(本学大学院 IHS)
池上高志(本学大学院 総合文化研究科)
金井良太(Araya Brain Imaging)
郡司ペギオ幸夫(早稲田大学 理工学術院)
山田せつ子(コンテンポラリー・ダンサー)

「生命のかたち」プロジェクトでは、現在進行中の講義「意識と脳」(多文化共生・統合人間学Ⅰ)の延長で、荒川修作・設計の、われわれの脳を反転したような空間である三鷹天命反転住宅において、脳と意識と身体の専門家3名をお招きして、徹底討議の場を設けます。ホストは、小林康夫と池上高志です。

「意識」と「脳」のあいだにどのような架橋が可能なのか、可能ではないのか──これこそ、現代の知の最先端の問題系であり、また同時に、それは、文系の知と理系の知がどのように結びつくのか、つかないのか、の問題にもかかわります。しかも、この問題は、別の角度からアプローチすれば、情報と身体の問題であり、芸術の問題でもあります。量子力学から脳神経科学、複雑系物理から情報科学、そして芸術、ダンスへ、と多様な領域を横断し、激しく討議します。今学期の総括イベントです。受講生以外にも、IHSプログラム生、また教員の方々の積極的な参加をお誘いいたします(人数確認の都合上、事前の登録をお願いいたします)(小林康夫)

ゲスト講師略歴

金井良太
Araya Brain Imaging代表取締役CEO。京都大学理学部卒業後、ユトレヒト大学で実験心理学PhD取得。カリフォルニア工科大学、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンにて研究員、サセックス大学准教授(認知神経科学)として、脳から意識が生じる仕組みを研究する。2013年に脳情報産業の創出を目指し、株式会社アラヤブレインイメージングを起業。現在は、スタートアップとして「自発性」と「意味理解」を可能とする人工意識の開発に従事している。

郡司ペギオ幸夫
早稲田大学理工学術院基幹理工学部・研究科教授。東北大学理学研究科博士課程修了後、神戸大学理学部教授を経て、現職。生物学、認知科学、アートを通して独自の生命モデルを探求する。近著に『いきものとなまものの哲学』(青土社、2014年)、『群は意識をもつ』(PHP研究所、2013年)など。

山田せつ子
ダンサー/振付家。明治大学演劇学在学中に笠井叡・主宰の舞踏研究所「天使館」で即興舞踏を学ぶ。独立後、ソロダンスを中心に独自のダンスの世界を展開、日本のコンテンポラリーダンスのさきがけとなる。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科教授を経て、現在、京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。最近の上演作品に「燃え上がる耳」(京都芸術劇場・春秋座、2016年)など。

※注意事項

  1. 本課外授業には事前登録が必要です。
  2. プログラム生には交通費の実費が支給されます。
  3. 参加したプログラム生には報告書の提出が義務付けられます。
  4. イベントで記録した写真・映像・音声等をプログラム活動で使用する可能性がありますのであらかじめご了承ください。

登録・問い合わせ先

教育プロジェクト1「生命のかたち」:project1[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp