東北津波被災地研修 「香港中文大学と考える東日本大震災からの復興と共生の市民社会」

日時
2015年6月5日(金)〜6月7日(日)
場所
東北大学、仙台市若林区や亘理郡山元町などの津波被災地
使用言語
英語、日本語
募集人数
3、4名
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト2「共生のプラクシス――市民社会と地域という思想」
共催
香港中文大学

このたび、IHS教育プロジェクト2「共生のプラクシス――市民社会と地域という思想」では、香港中文大学の協力を得て、6月5日(金)から7日(日)までの3日間、「香港中文大学と考える東日本大震災からの復興と共生の市民社会」と題して、仙台を中心とした津波被災地を巡る研修旅行を実施します。

東日本大震災から4年が経過しました。いま未曾有の地震と津波に襲われた被災地の復興状況はどのようになっているでしょうか。わたしたちは、香港中文大学チームに合流し、震災被災地の現在を理解したいと思います。彼らはこの4年間、被災地を「巡礼」しながら、災害復興の現場から新しい哲学の模索を続けてきました。巨大自然災害というきわめて今日的なカタストロフィのトラウマとそこからの復興のプロセスを、プロジェクト2の掲げる「市民社会」という理念のもとで、彼らと共に感じ、そして考えてみましょう。国境を越えてはるばる東北の被災地に関心を寄せ、そこを訪れるという香港中文大学の取り組みは、それ自体「多文化共生」を目指そうとする「プラクシス」にほかなりません。それはわたしたちが加わることでより豊かな対話と相互理解へとつながることでしょう。

この研修では、宮城県仙台市を中心に、東北大学や、当地の寺院や農家などといった津波被災地を訪問します。東北大学では、東北大学、香港中文大学、IHSの学生が「3.11」とその後の復興についてディスカッションする予定です。

参加を希望するIHSプログラム生は、ふるってご応募ください。

参加要件
  1. IHSのプログラム生であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
  2. 見学先の現場の実践を尊重すること。
  3. 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることを了承したうえで参加すること。

なお、参加者は活動終了後に報告書の提出を求められます。

参加にあたって
  1. 参加を希望するプログラム生は、2015年5月7日(木)12:00までに、下記のプロジェクト2のメールアドレスまでご連絡ください。参加希望者が募集人員を超過する場合には、選抜を行います。
  2. 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定にしたがって旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
  3. この研修は、Sセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(担当:村松真理子教授)の一環として行われます。ただし、履修登録を行っていない場合にも参加は可能ですので、下記メールアドレスまでご相談ください。
  4. 参加については指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。

連絡先
応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS「共生のプラクシス」教育プロジェクト:project2[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)