「新しい表現を生みだすためのリサーチ&ワークショップ」説明会開催のお知らせ

日時
2014年10月14日(火)18:10 -
場所
東京大学駒場キャンパス101号館2階研修室(階段の正面の部屋)
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクト1「生命のかたち」

IHS「生命のかたち」教育プロジェクトでは、内野儀教授のコーディネートのもと、高山明さん、小泉明郎さんの2名のアーティスト、およびキュレーターの住友文彦さんをお迎えして、下記のリサーチおよびワークショップを開催する運びとなりました。

このリサーチ&ワークショップに参加するIHSプログラム生を若干名募集します。

本リサーチ&ワークショップは授業外の活動になるため単位にはなりませんが、国際的に活躍するアーティスト、キュレーターの創造の現場に携わる良い機会ですので、ご関心のある方は本企画の説明会に奮ってご参加ください。

参加者希望者の方は、それぞれの関心に応じて、下記1、2、3のいずれかに関わっていただく予定です。リサーチおよびワークショップの日程などの詳細については、説明会のさいに詳しくお伝えします(上記のアーティストとキュレーターも同席します)

アーティスト・プロフィール(PDF)

リサーチ&ワークショップ主旨
芸術作品を作り上げるのは、科学的な調査や分析とは異なる、特定の対象への強い関心や想像力の跳躍である。演劇と映像の分野で注目されるふたりのアーティストが関心を持つテーマについて共にリサーチをおこない、さらに制作の現場を体験する。(ゲスト・アーティスト:高山明、小泉明郎)

  1. リサーチ1:動物の視点によって人間の営みをとらえる。バイオロギングという小型カメラで動物が見ている世界を記録する。私たちの日常生活や福島の避難区域が動物の視点からどう見えるのか。(→動物生態学、生命倫理学の研究者や飼育員、あるいは映像技術者などとの共同作業)

    ワークショップ1:異なる背景を持つ知を合わせることで、動物の確保、バイオロギング機器の取り付けから撮影を複数回行う。

  2. リサーチ2:記憶障碍者の語りに現れる身体の表現。個人の体験を語る協力をしてくれる被験者が、どのようにして自らの人格を支えているのか。正しい記憶とは別の記憶の役割を見出す。(→臨床心理学、脳科学の研究者、あるいは福祉施設などのスタッフとの共同作業)

    ワークショップ2:記憶障碍者を理解するために、最新の知見や芸術セラピーなどの現状を学ぶ。

  3. プロジェクト・マネージメント:これらの実践は最終的に2015年7月に新しい作品の誕生として結実する。それに至るまでテーマの深化や制作のための環境づくり、協力者探しなど、創造のために必要な現場の体験をする。

参加要件
  1. IHSのプログラム生であり、このリサーチ&ワークショップの趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
  2. 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム活動で使用する可能性があることを了承した上で参加すること。なお、参加者は活動終了後に報告書の提出を求められます。

連絡先
問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。 IHS「生命のかたち」教育プロジェクト:project1 [at] ihs.c.u-tokyo.ac.jp(担当:星野)