清華大学(北京)における日中学生ワークショップおよび大連スタディ・ツアー(IHS冬学期授業「多文化共生・統合人間学実験実習Ⅴ」)参加学生の募集

場所
北京、大連
実施期間
2014年9月13日(土)-9月17日(水)
使用言語
英語、中国語、日本語

IHS「多文化共生と想像力」教育プロジェクトでは、9月に中国へのスタディ・ツアーを計画しています。このスタディ・ツアーは冬学期授業「多文化共生・統合人間学実験実習Ⅴ」として行われます。まず清華大学(北京)において「東アジアの近代を問う――都市・風景・記憶」と題した日中学生ワークショップを行い、清華大学の学生たちと交流を行います。ワークショップでは原則として英語での報告を行ってもらいます。その後、清華大学の教員・学生たちとともに日本と歴史的な関わりの深い大連を訪れ、現地の研究者や学生たちとともに植民地都市の痕跡を残す大連の町を歩き、現代の時点から歴史を振り返ります。

なお、ワークショップのテーマとしては、東アジアとりわけ日中の近代における諸問題という大きな全体テーマを設定しますので、可能な限り自分の関心との接点を見いだして参加できるように工夫を凝らしてください。スタディ・ツアーで訪れる大連など、「満洲」に関連する報告はとりわけ歓迎したいと思いますが、必須ではありません。例えば都市、建築、風景、記憶と歴史といったテーマを設定しますので、中国を研究・関心の対象としていない学生もこうしたテーマからのアプローチによって各自の関心との比較を行うなど、さまざまな工夫の仕方があり得ると思います。中国の同世代の学生たちと交流を行う貴重な機会ですので、積極的な応募を期待しています。

本企画は冬学期のIHSの授業「多文化共生・統合人間学実験実習Ⅴ」として行われます。参加者は自主ゼミを行って事前調査を行い、また中国行きの直前に準備報告会を行うことが求められますので了解しておいてください。成績評価は事前準備活動、準備報告会での報告、ワークショップへの参加、および帰国後に提出する報告書によって行います。

応募方法:
参加希望者は6月27日までにproject5[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変換のこと)に連絡すること。その際、ワークショップで報告するテーマの題目とその概要、さらにスタディ・ツアーへの参加希望動機について1000字程度にまとめた書類を添付すること。

応募期限:
6月27日午前9時までに上記書類を添付したメールの送信を完了すること。その後の手続きは個別に行う。
募集人数:5-6名。

本募集の内容について確認したいことがある場合は上記のメールアドレスまで問い合わせてください。

IHS教育プロジェクト5「多文化共生と想像力」 担当:大川謙作、今井祥子、阿部尚史