葛飾区郷土と天文の博物館との協力企画に参加するプログラム生募集のお知らせ

日時
2018年12月20日(木)ほか
(参加は一回から可能)
場所
東京都葛飾区およびその周辺
主催
東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクトH「生命のポイエーシスと多文化共生のプラクシス」
協力
葛飾区郷土と天文の博物館
備考
本研修は、教育プロジェクトHが2018年度Aセメスターに開講する「多文化共生・統合人間学実験実習II」(梶谷真司教授)の単位認定対象となるイベントです。ただし、履修の有無にかかわらず、IHSプログラム生の方はご応募・ご参加いただけます。

IHS教育プロジェクトH「生命のポイエーシスと多文化共生のプラクシス」では、2018年12月から2019年3月にかけて、葛飾区郷土と天文の博物館が実施する体験学習や文化財巡り、館内資料整理といったイベントに参加し、そのなかで得た知見を博物館にフィードバックする研修を行います。

葛飾区郷土と天文の博物館は、葛飾区の自然、生活、文化、産業の歴史を学ぶ郷土資料館としての設備と、宇宙の成り立ちを学ぶプラネタリウムの設備とを併せ持つ博物館です。郷土史の展示では、海抜ゼロメートルの低地に位置し、湿田耕作や水運の発達、水害被害とその対策の進展といった土地固有の要素との関わり合いのなかで紡がれてきた人々の営みがテーマとされており、そうした歴史的・文化的な営みを、体験を通して学習する企画も館内外で催されています。

このたびの研修では、同館で近現代郷土史を担当されている学芸員で、教育プロジェクトHのつくばみらい市農業実習の折にもお世話をいただいている小峰園子氏のご協力のもと、上記の体験学習ならびに葛飾区小菅の文化財巡りの企画、さらには、同館が所蔵する明治後期から昭和30年代までの教育関係資料の整理に加わらせていただきます。イベント当日だけでなく、前日の打ち合わせへの出席も必須とし、運営面での貢献もできるようにします。イベント終了後には、地域社会との連携を通じ、市民とともに活動する博物館を目指すという同館のねらいに寄与するべく、参加を通じて得た知見や企画運営をめぐる提案等を、小峰氏を前にして発表する機会を設けます。これは来年3月頃の予定です。

この研修に参加するIHSプログラム生(ないし「多文化共生・統合人間学実験実習II」の履修生)を募集します。関心のある方はふるってご応募ください。

参加対象となるイベント(すべて葛飾区郷土と天文の博物館主催。一件から参加可)

  • 体験学習等
    ① 2019年1月20日(日):竹細工体験学習
    ② 2月10日(日):味噌造り体験学習
    ③ 2月16日(土)〜17日(日):酒造りをめぐる講演会+こうじの料理教室
    ④ 3月9日(土):野菜販売会
    ⑤ 3月10日(日):こんにゃく造り体験学習
  • 館内資料整理(博物館が所蔵する近代の教育関係資料の整理)
    ⑥ 2018年12月20日(木)
    ⑦ 12月21日(金)
    ※ 2019年1〜2月にも、水・木・金を中心に実施する見込みです。実施日が決まり次第、関心のある方にはお知らせしますので、あらかじめお問い合わせください。
  • 文化財巡りイベント
    ⑧ 2019年2月23日(土)午前:行き先は葛飾区小菅の予定

参加要件

  1. IHSプログラム生(ないし「多文化共生・統合人間学実験実習II」の履修生)であり、この研修の趣旨を理解して積極的に関与する志を有していること。
  2. 見学先の現場の実践を尊重すること。
  3. 写真・映像・音声などを記録すること、および、その記録されたものをプログラム広報活動等で使用する可能性があることを了承すること。

参加にあたって

  1. 参加を希望するプログラム生(ないし「多文化共生・統合人間学実験実習II」の履修生)は、2018年12月9日(日)までに、下記の「連絡先」メールアドレスまで応募の届け出をしてください。その際、参加を希望するイベントをすべて明記してください。
  2. プログラム生の参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費(道具費や材料費等が発生する場合はそれを含む)については各自で負担することになります。不明な点につきましてはお問い合わせください。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
  3. この研修は、Aセメスター「多文化共生・統合人間学実験実習II」(梶谷真司教授)の一環として行われます。ただし、履修登録を行わない場合にも、IHSプログラム生は応募・参加できます。なお、同授業は2件以上のイベント参加と活動報告書の提出を単位認定の最低要件としています。本博物館関連企画だけで単位認定要件を満たそうとする場合には、2つ以上のイベント参加とフィードバック会への参加、および、活動報告書の執筆が必要となります。(上記の①から⑧のうちの1つに関し、前日の打ち合わせと当日のプログラムに参加し、あわせてフィードバック会での報告発表および活動報告書の提出を行うことで、本授業の単位取得のための1イベントの参加とみなします。)
  4. 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
  5. 参加者は、活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。

連絡先

応募・問い合わせの際には、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
IHS・教育プロジェクトH:project-h[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp

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