四国における農業の伝統と未来
- 日時
- 2018年12月5日(水)〜6日(木)
- 訪問先
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- 徳島大学における簡単な講義の後、徳島市近郊・阿波世界農業遺産(棚田、カヤ畑)の視察(http://www.awa-nougyoisan.jp/)
- 高知市内、殺虫灯使用による無農薬栽培の現場視察(https://www.h-bio.net/)
- 募集人数
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2〜3名程度
※IHSプログラム生以外の東京大学大学院生も参加可能ですが、費用は自己負担となります。 - 主催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」教育プロジェクトN「科学技術と共生社会」
- 担当教員
- 道上 達男(大学院総合文化研究科/IHS)
本研修では、世界農業遺産に認定された徳島地方における伝統的農業と、高知で実践されている光による害虫駆除システムを用いた近未来型農業、この2カ所を視察します。
人々が土地に定着し食物を育てることを選択したその瞬間から、科学技術は安定的な食料の調達を可能とするべく発達を遂げてきました。人々は自然と対峙しつつも、自然と共存しその恩恵を享受するため、様々な技術を開発してきました。しかし、近代の急激な科学技術の発展とエネルギー消費の増大は、人類の繁栄をもたらす一方で、地球環境や生態系の破壊など、大きな問題を生み出しています。
社会や環境に適応しながら何世代にもわたり形づくられてきた伝統的な農業と、そこに育まれた文化、風景、生物多様性などが一体となった「徳島剣山系の伝統農業地域」は、2017年に日本農業遺産として、また2018年には世界農業遺産システムとして認定されました。その伝統的な農業システムを、現地視察を交えながら学びます。また、逆の側面として、最先端の科学技術と研究成果がもたらした光による害虫駆除システムを見学し、来るべき未来の農業の姿を考えてみたいと思います。
応募段階での予備知識は問いませんので、興味や関心のある方はふるってご応募下さい。皆さんの積極的なご参加をお待ちしております。
参加にあたっての注意
- 参加希望者が募集人員を超過する場合には、履修者、及びIHS生の参加を優先します。
- 参加者には、東京大学ならびにIHSの規定に則って旅費を支給します。それ以外の個人にかかる経費については各自で負担することになります。参加する場合は、手続き上必要な書類を期限内に提出することが求められます。
- 参加については、事前に指導教員に十分な説明を行い、了承を得てください。所定の「IHSプログラム学外活動 参加承諾書」に指導教員の署名と承認印を受領し、提出していただくことが出張の要件となります。
- 写真・映像・音声等を記録することと、その記録されたものをプログラム広報活動で使用する可能性があることをご了承ください。
- 参加者は活動終了後に「活動報告書」の提出を求められます。
参加申し込み
2018年11月11日(日)までに project-n[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp へ参加希望メールをお送り下さい。
問い合わせ先
プロジェクトN(担当:水野) project-n[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp