IHSサイエンス・ラボラトリー(スマートイメージング)開設のお知らせ

IHSサイエンス・ラボラトリー(スマートイメージング)開設のお知らせ

東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)「科学技術と共生社会」教育プロジェクトにより、生命科学の学生実習を行うラボラトリースペースが開設されました。実体顕微鏡、蛍光顕微鏡、レーザー共焦点顕微鏡、遺伝子診断用生化学用品など、生命科学の分野で利用される最新の機器類をはじめ、生命科学実験をサポートする基礎的な実験設備や試薬類が設置・保管されています。

また、大型の実験ベンチも用意されており、設備を利用した様々な生命科学に関する実験を立案・実施できます。2014年度冬学期の多文化共生・統合人間学演習VIの時間内にも5回実験が予定されています。実験は、寿命に関わる問題の理解を深めるために、PCR法を用いたアルツハイマー病のリスクの診断方法の体験と、何年も生きると言われている生命体クマムシの謎に触れるような内容になります。

また、同学期に開講予定の多文化共生・統合人間学実験実習Iでは、このラボの各種顕微鏡をフルに活用して、生命の基本単位である動物や植物の「細胞」やその中にある様々な構造体の「形」や「動き」を観察します。そして、生命の恒常性の維持には、原子、分子、オルガネラや細胞の「かたち」があらゆる階層で関与していることを体験します。文系学生も参加が可能なプロトコルを用意していますので、是非ご参加ください。

問い合わせ
project3[at]ihs.c.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)